自己中心的利他、という考え方。
「自己中心的利他」という言葉を、皆さん聞いた事がありますでしょうか。
今回はこの言葉の意味や考え方について書き綴っていきたいと思います。
この「自己中心的利他」とは、私の師匠である鴨さんも提唱されている言葉です。
この意味としては、
” 自分がやっている事は自分のやりたいことなので、自己中心的なこと。
ただ、そのやっている事が誰かの為になっている(利他をもたらしている)”
という解釈が一般的です。
これからの時代は、自分の好きな事をやりながら
それが世の中に価値をもたらしていくという考え方や、
働き方が主流になると言われているんですね。
この考え方の良い所はたくさんあります。
自己中心的というと、一般的にはマイナスイメージを持つ方も
少なからずいらっしゃるかと思います。
(特に日本人は同調を好み、周囲とはぐれる事を嫌がる性質にあるので、
こういった考え方になるのは仕方がないことだとも言えます。)
ただ、この自己中心的になにかやりたい事をやったとしても
それは自分の好きな事なので、本人に「やらされている感じ」は当然ありません。
その為、その物事自体をとても楽しみながら進める事が出来ますし、
どこまでも追及する事だって出来ます。
周りになんて見向きもせず、自分のやりたい事に猪突猛進していけるんですね。
そしてそれが、結果的に誰かの為になったり、
世の中に利をもたらすことが出来るんです。
これって、とても幸せなことだと思うんですよね。
この自己中心的な利他性とは、世間一般的にも広まりつつある考え方でもあります。
日常のあらゆる行動も、自己中心的利他だと解釈する人もいるくらいです。
例を上げて考えてみましょう。
自分の為に行う 勉強 は、内容のアウトプットとしてSNS上で共有したり、
書籍化してみたり、はたまたそのインプットした知識を使って
誰かに指導したりすることで、多くの人の助けになる事が出来ます。
また、自分の知見を広めたりいろんな経験を積むことが出来る 旅行 では、
旅行した各地で消費活動を行うので、経済活動に貢献することが出来ますよね。
こういった形で、自分の為にやっている行動が、
周りの助けになっている事は沢山あるんです。
だから、私はやりたい事を思い切ってやってみたらいいんじゃないかなと思います。
「これは誰かの為に役に立つんだろうか?」とか、
いろんな事を考えて結局行動せずに終わってしまうこと程、
もったいない事はないのではないでしょうか。
それでは、今回はこれで失礼致します。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。