人の心を掴み、成功を手に入れる!~プレゼンのプロから学ぶ、コミュニケーションの魔法~
みなさん、こんにちは!
きよたです。
今回のテーマは「コミュニケーションの魔法」です。
引用元:
ポイントは下記になります。
↓↓↓
・プレゼンはコミュニケーションの一環である。
日頃から意識すれば、自然とコミュニケーションも、プレゼンも上達する。
・プレゼンの影響はとても大きい。
人の心を動かす事が出来れば、成功にグッと近付ける!
目次
1.プレゼンについて、ざっくり紹介
今回、プレゼンのプロとして紹介させて頂くのは、
マイクロソフトで業務執行役員を務める 澤 円 さんです。
この方はプレゼンのプロとして有名で、あのビル・ゲイツも絶賛する程の実力者です。
2017年にはなんと266回ものプレゼン実績を持ち、同社の社内ランキングで
8年連続トップスコアを獲得されている方なんですよ。
そんな澤さんは、「プレゼンとはコミュニケーションの一環である」と仰っています。
” 人に何かを伝える ” ということは全てコミュニケーションだというわけなんですね。
そもそも、プレゼンテーションの場というのは
「非常にコストが高い」ということに、皆さんお気付きでしょうか。
私自身は、この言葉を聞いて正直かなりハッとしました。
なぜコストが高いと言えるのかというと、プレゼンの場には沢山の人が集まり、
同じ空間を共有し、同じ話を同じタイミングで聞いていますよね。
ということは、それだけ大勢の人の命の時間を貰っているという事になります。
その為、プレゼンターには大きな責任が伴うことにもなるんですよ。
しかし、世の中の人は中々この事実に気付きにくいというのが実情です。
集まってはみたものの、「これ、この場で話す必要あったの?」
と感じたことは皆さんもあるのではないでしょうか。
プレゼンは、上記のようなものも含め、大なり小なりリスクを伴います。
その一方で、大きなチャンスを作ることが出来る場であることも確かです。
例として、プレゼンの偉人として有名な人物を数名見てみましょう。
次に、「I have a dream.」という名言を遺したキング牧師。
お次はこの人。あ、似ていますが喜劇王チャップリンではないですよ。
そう、ヒトラーですね。
最後に、人々に夢と希望を与え続けるウォルト・ディズニー。
彼等の共通点はいずれもプレゼンの名手であり、
世界に良くも悪くも大きな影響を与えたということです。
この事からも、プレゼンの影響力がいかに大きいかはよく分かると思います。
この世界は、「誰かが誰かに何かを伝える」ことで動かされているのです。
だからこそ、発する言葉に磨きをかけておく必要があるのです。
そして、莫大なコストがかかっているプレゼンの場では、
聴衆の心に響くようなことを伝える必要があります。
それが出来れば、自分自身の成功を手に掛けたも同然と言えるかもしれません。
2.プレゼンの極意その① ビジョン
では、良いプレゼンにする為にはどうすればいいのか、
具体的な話に入っていきましょう。
澤さんは、プレゼンの成功/失敗を決めるのは、「ビジョン」と「核」が8割、
「テクニック」が2割だと仰っていました。
今回は、この「ビジョン」と「核」に焦点を当てることとします。
そもそもプレゼンとは、「誰かに何かを行動してもらう」ために行うものです。
プレゼンターが、相手に行動してほしいイメージが湧いていないと、
良いプレゼンなんて出来るはずはありません。
では、どうすれば聴衆は「行動したい」と思うのでしょうか。
それは、「これをやればHappyになれる!」とイメージ出来た時に
「やってみよう!」という行動が起こるのです。
(「これをやれば、あなたは不幸になりますよ…」と言われたことを、
実際にやる人なんてそうそういませんよね。)
つまり、プレゼンを行う際に真っ先に、また最も考えなければならないのは、
” 誰が、どの様にHappyになるのかを言語化する ” ということなのです。
まとめると、ビジョンとは「聴衆のHappyな未来の姿」なのです。
別の言葉で例えると 方向性 とも言え、旅人の道標となる北極星のようなものですね。
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プレゼンは、何も大勢を前にマイクを持って話すような時だけではありません。
澤さんも「コミュニケーションの一環」と仰っているように、
日常のいろんな場面で人とコミュニケーションを取ることがプレゼンなのです。
そう考えると、自然と意識するようになるので
合わせてコミュニケーションも上達していくんです。
日々関わる人に、どんなに小さくてもいいからHappyをプレゼント出来るように
早速意識してみてはいかがでしょうか。
3.プレゼンの極意その② 核
ここで言うプレゼンの「核」とは、『聴衆が持ち帰って配れるもの』を指します。
その為に必須になるのが、言語化 です。
まずは「何故自分が話す必要があるのか」を言語化し、
自分自身にしっかり説明出来るようになりましょう。
この定義が不明瞭だと、プレゼンは100%失敗すると断言出来ます。
また、その場にかけられた莫大なコストも無駄にしてしまい、
お互いにとって大きな損失となりますからね。
これを整理するのに役立つのが、ジョハリの窓です。
以下、簡単にご説明しますので参考にされて下さい。
〇解放の窓(自分も他社も知っている領域)
→自分の話せる内容と、他社の期待する内容が一致しやすいので、
言語化はしやすい領域と考えられます。
〇秘密の窓(自分だけが知っている領域)
→この一部を開放の窓に持ってくることで、
誰かにとっての有益なコンテンツにすることが出来ます。
そこに自分が話す必要性が生まれると考えられる為です。
〇盲点の窓(他人だけが知っている領域)
→ここを減らす為には自身のコミュニケーション能力を上げる必要がありますし、
指摘してもらえるようなメンターの存在が必要になります。
それによって新たな自分に気付く事ができ、活躍の場を広げられるかもしれません。
〇未知の窓(自分も他人も知らない領域)
→これは、自己啓発によって可能性を引き出すことが必要になります。
これによって、盲点の窓と同様にチャンスを広げることが出来ますし、
成功の機会を増やす事も出来ます。
盲点の窓と未知の窓を割合を減らすと、必然的にチャンスも増えることになります。
この努力をしながら、言語化を重ねていくのです。
そしてそのプレゼンをやる必要性について自分自身に説明したり、
定義付けをすることが大切になってくるんですね。
※少々抽象度の高い説明になりますので、合わせて原文もぜひご覧下さい。
引用元:
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合わせて重要なのが、『聴衆はどういう人なのか』を言語化し、
具体的なイメージを作っていくことです。
つまり、聴衆は自分からどんな話がされると思っているのか、
何を持ち帰れると期待しているのかを明確化することです。
これを頭の中でイメージするだけではなく、「紙に書き出す」ことがポイントです。
紙に書き出せるということは、自分の中で落とし込めていることの証明になります。
それが出来なければ、人に伝えることなんて出来ません。
具体的でなければ、相手はプレゼンターからのメッセージを
受け取ることさえも出来ないのです。
” イメージ出来た ” という状態はまだまだ抽象度が高いのですが、
当人は「分かったつもり」になってしまうのが落とし穴でしょう。
『それは最も危険な状態なんです』と澤さんも警鐘を鳴らします。
そんな状態でプレゼンをしても、相手をHappyにするどころか、
不快にさせてしまう可能性も大きいのです。
4.プロが分析する、プレゼンの本質とは何か
最後に、プレゼンの影響力について改めてお伝えします。
ネットもメディアも無かった時代に、過去の偉人たちはどの様にして
何千・何万もの人たちを統治してきたのでしょうか。
例を上げて見てみましょう。
▼アウグストゥス:5,000万人を統治し、ローマ帝国を築き上げた。
▼チンギス・ハーン:20万人の軍勢を従え、当時の世界人口の半数を統治した。
▼ナポレオン:7万4千人の兵を率い、ヨーロッパ大陸の大半を掌握した。
▼織田信長:乱世を終わらせ、初めて天下統一を成し遂げた。
彼等に共通するのは、「自分についてくれば皆の未来が
必ずHappyになる」という未来を語り続け、それが末端の人々にまで
正しく伝言ゲームされたからではないかと、澤さんは分析します。
そして、この「正しく伝わること」と合わせて大切なのは、
「皆が行動したくなること」だとも仰っているんですね。
ビジョンを明確に自分の中に落とし込み、それを分かりやすく 且つ
「それいいじゃん!俺もやる!」と思い、行動したくなるように伝えていくことが、
プレゼン(コミュニケーション)の本質と言えるでしょう。
結果として、彼らは国を変え、世界を動かしてきたのですから!
私たちもこのコミュニケーション術を身に付けて、
気持ちよく生きていきたいものですね♪
それでは、今回はここで失礼致します。
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また次回の記事でお会いしましょう!
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。