計画倒れ防止法【思考の癖を遺伝子も含めて考える】
みなさん、こんばんは!
きよたです。
さて今回は、計画倒れ防止法について書いていきます。
引用元:日本人の98%に有効な「計画倒れ」防止法 | プレジデントオンライン
主なポイントは下記の2つです。
↓↓↓
①段取りとは、挫折しないための対策である。
②失敗、挫折、計画外のことの発生を予め計画に盛り込んでおく。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆目次◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
1.思考の癖と行動パターン
2.タイプ別、最善の計画の立て方
3.計画通りにいかないのは何故?
4.<プチコラム> ポジティブ思考が強い国はどこ?
5.<プチコラム> 遺伝子から見る違い
6.まとめ
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【1.思考の癖と行動パターン】
まず、計画の立て方の方法を考える前に、脳の仕組みについて焦点を当てていきます。
皆さんは、私たち日本人の98%がネガティブ思考だと
科学的にも言われていることをご存知でしたか?
…こう言われると結構ショックかもしれませんが、落ち込む必要はありません^^
ネガティブ思考だということは、言い換えれば慎重派だともいう事が出来ます。
つまり、計画を立てて実行することは向いている人種だとも言えるんですね。
マサチューセッツ州 ウェルズリー大学の心理学者 ジュリー・K・ノレム博士は、
人間のメンタリティーは2つに大別されると言っています。
↓↓↓
①防衛的ペシミスト(DP)=ネガティブ派
・それまで成功していても、「次は失敗するかも」と考えるタイプ。
・日本人のタイプ。不安型(S型)遺伝子を多く持っている。
②戦略的オプティミスト(SO)=ポジティブ派
・根拠は無くても「次も大丈夫でしょ」と考えられるタイプ。
・外向性性格(L型)遺伝子を多く持っている。
***
日本人の国民性としてよく言われる、「マメで、真面目で、勤勉」という国民性は、
S型遺伝子の影響かつDPのタイプだからだと言えそうですね。
また、それぞれのタイプ別に行動パターンも異なります。
①防衛的ペシミスト(DP)
→何事も納得いくまで調べて、十分な準備をするタイプ。
⇒正しい段取りで成功に近づく。
②戦略的オプティミスト(SO)
→「大丈夫!」と考えて、すぐに動き出すタイプ。
⇒トライ&エラーで成功に近付く。
日本人の多くがこのS型遺伝子を持っているわけですが、
特徴としては下記のようなものが上げられます。
★相手にきちんと配慮するので、信頼感を得やすいので友人関係も良くなる。
★不安を原動力に物事を学んでいくので、記憶力が高く、集中力も高い。
★慎重に行動するので交通事故に合いにくい(!)。
ちなみに、L型遺伝子を多く持つ人の特徴は下記のようになるそうですよ。
★幸福感を感じやすい。
★度胸がある。
★将来の不安よりも自分のやりたいことを楽しむ。
【2.タイプ別、最善の計画の立て方】
人間のメンタリティーは、いわゆる ” ポジティブ派 ” と ” ネガティブ派 ” の2つのタイプが
あるとご紹介しましたが、どちらのタイプでも大きな成果を残すことは出来ます。
このタイプ分けをしたジュリー博士は、
「成功へ向かうための取るべき選択が違うだけだ」とも言っています。
つまり、自分のタイプにあった進め方を選ぶ事が最も大切なのです。
例えば、ポジティブ派は失敗を恐れずに挑戦回数を増やすことを心掛けましょう。
ネガティブ派なら、事前の準備に時間をかけ、
入念な段取りや計画を立てることを心掛けましょう。
この様にタイプ別に進め方も全く違うので、もし他人にアドバイスをする場合、
相手のタイプに合ったものでなければ意味がありません。
何故なら、このタイプ分けは遺伝子レベルで決まっていることなので、
後天的に変えることは中々難しいからです。
もちろん、2つのタイプ共通で意識しておきたいポイントもありますので、
下記にまとめておきます。ぜひ参考にしてみてください♪
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〔Point〕失敗する、挫折する、計画外の事が起きる、といったことを盛り込んでおく。
〔想定しておくべきこと〕
・上記3つのような事が起こった時、自分がどのような感情を抱くのか?
・物事が進まなくなった時、どう対処すべきか?
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【3.計画通りにいかないのは何故?】
せっかく計画を立てたのに、思う通りに物事が進まずガッカリ…
なんてご経験は、皆さんも一度はしたことがあるのではないでしょうか。
実は、こうなってしまうのにも列記とした理由があるんです。
それは、「一貫性の原理(計画したことは達成させたい)」
という性質があるからだと言われているんですね。
これは、入念に計画を立てるような慎重な人ほどその傾向が強いと言われているんです。
また、他には「確証バイアス」というものの存在も影響していると言われています。
これは人がミスする原因にもなっていると考えられています。
どのようなものかというと、「こうあって欲しい」という理想の結果を思い浮かべた時、
なんとそれに合致する情報だけを集め、それに合致しない情報は無視するという
傾向になってしまうというものなんです!
つまり、” 成功したい ” という理想の結果を思い浮かべた時、
「どうすれば上手くいくか」ということばかりに目が行き
「失敗するかもしれない」という可能性を考慮しなくなってしまうんですね。
例えば、友人と旅行に行く時に行きたいところを出来るだけ周ってしまおうと、
分刻みのスケジュールを立てたとします。
当日、ルンルンで現地に到着し、早速スケジュール通りに行動開始! …するものの。
想定外の混雑で予定していたバスに乗り遅れたり、お土産買うのにかなり悩んで
長居してしまってイライラしする、なんてこと、よくありますよね。
こうやって、段取りが崩れてしまった時にモチベーションが下がってしまう事を、
「どうにでもなれ効果(The What - The Hell Effect)」と言います。
まとめると、” 失敗や挫折を想定せず、「上手くいくはず」という考えのままで
段取りを立てると、かえって失敗する可能性が高くなる。” という事なんですね。
だから、冒頭にも書いた『失敗、挫折、計画外のことの発生を
予め計画に盛り込んでおく』ことが重要になってくるわけです。
【4.<プチコラム> ポジティブ思考が強い国はどこ?】
ネガティブ思考の強い国があるのなら、ポジティブ思考の強い国もあるはずですよね?
それはまさにその通りです。
138か国で「ポジティブ感情調査」というものが行われていたので、
その結果をご紹介しようと思います。
引用元:http://eedu.jp/blog/2014/05/28/paraguay-ranking-positive-southamerica/
それによると、上位のランキングは下記のようになっていました。
1位:パラグアイ
2位:パナマ
3位:グアテマラ
※ちなみに日本は58位です。
見事1位に輝いたパラグアイは、「前日にポジティブな気分を味わった」という回答が
なんと87%にものぼっていました!
分析によると、この国では家族や友人たちとおすそわけをしあったり、
一緒に食事をするなど、日常で繋がりがあるのが当たり前なんだそうです。
日々楽しく笑っていることが、このポジティブな思考を作っていると考えられています。
ちなみに、3位以下も南米の国々が多く並んでいるんですよ!
陽気な気風に合わせて、気持ちまで明るくなってしまうのかもしれませんね(*^^*)♪
【5.<プチコラム> 遺伝子から見る違い】
冒頭にも出てきた、「不安遺伝子」というものがありましたよね。
これは、セロトニン(心を安定させるホルモン)の伝達情報が
書き込まれた遺伝子のことです。
遺伝子の型は「2つで1個」の形になるそうなので、型別に分けると
・SS型(非常に不安を感じやすい性格で、セロトニンを運ぶ量が少ない)
・SL型
・LL型(不安を感じにくい性格で、セロトニンを運ぶ量が多い)
の3種類に分けられるんですね。
どの型に分かれるかは、なんと人種が大きく関係していると言います。
L型保有率の割合を見てみると、下記のような差が出ているんですよ!
・黒人(アフリカ系など):1.47本
・白人(ヨーロッパ系など):1.12本
・黄色人種(アジア系など):0.69本
この結果から、ヨーロッパ系・アジア系の人間はがネガティブ思考が強め、
アフリカ系の人種はポジティブ思考が強めということも裏付けられます。
【6.まとめ】
いかがでしたでしょうか。
思考の癖を知り、上手く活用できれば、
ネガティブ思考もパワーに変えることすら出来るのです。
考え方はいくらでもコントロール可能です。
どんどん自分の思考を、成功出来る方向に向けていきましょう!
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また次回の記事でお会いしましょう!
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。