アリババのトップも認めるリーダーの資質【システマティック・シンキング】とは何か?
みなさん、こんばんは!
きよたです。
今回のテーマは「システマティック・シンキング」です。
引用元:
ポイントは下記になります。
↓↓↓
・「システマティック・シンキング」とは、あらゆる角度から問題点を探り、
本質に迫る思考法のことである。
・あらゆる問題解決においても活用できる思考法で、
リーダーには必須の思考法と言える。
目次
1.まえがき
アリババのリーダーとして、組織を牽引してきたジャック・マー氏。
今では知らない人はいない程の超大企業に成長を遂げましたが、
そのスタートは、教育者であったマー氏と彼の教え子18人から始まりました。
メンバーそれぞれの強みを活かし、人材教育に力を入れ続けてきたマー氏。
引退会見の中では「第五世代まで、リーダー候補者の準備がある」と話し、
その組織力の力の強さを明らかにしました。
そんなマー氏も、” 自らに不足するリーダースキル ” として取り上げていたのが
「システマティック・シンキング」です。
事実、アリババの後継者に選ばれたのは『システマティック・シンキングに優れる』と
マー氏が評した ダニエル・チャン でした。
( ↑ 右側の人物が、ダニエル・チャンです。)
では、この「システマティック・シンキング」とは一体何なのでしょうか?
今回はこれについて考えていこうと思います。
2.システマティック・シンキングとは何か?
下記、ある記事より引用させていただきます。
【システマティック・シンキングとは】
主として社会科学分野における分析アプローチの一つで、事象全体をシステムとして捉え
システムを構成する要素同士の繋がりと相互作用を可視化することを通じて、
事象の生じている原因や本質に迫ろうとする思考法。
引用元:システム思考https://leadershipinsight.jp/explandict/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E6%80%9D%E8%80%83
要は、ある問題が起きた時に、あらゆる関連事項から推測を立て、
問題解決の本質に迫ろうとする考え方 のことです。
もっと噛み砕いて言うと、こういうことです。
皆さん、学生時代を思い出してみてください。
当時「なかなかテストの点数が伸びない…」と悩まれた方も
少なくないのではないでしょうか?
(私は率先して手を上げます! ハァァイ(・∀・)/ )
では、なぜテストの点数が悪かったのだろう?と考えた時、
・テストの直前まで勉強しなかったから。
・その教科を担当している先生が嫌いで、
授業をちゃんと受ける気になれなかったから。
・テスト前日に夜更かしをしてしまって、テスト中に眠くなったから。
・クラスメイトが授業中に騒いでいて、授業に集中出来なかったから。
などなど、考えてみると沢山の理由が浮かんできますよね。
この様に、あらゆる角度から問題点を探り、本質に迫る思考法のことを
「システマティック・シンキング」と定義しているんですね。
3.システマティック・シンキングの具体例①
この思考法は、様々な問題解決の場面で活用することが出来ます。
例えば、組織開発の問題に直面したとしましょう。
この場合、
・組織構造
・ワークフロー
・人事制度
・評価システム
・組織文化
・人材の知識・スキル 等、
様々な要素の相互作用を考察しながら問題の本質を探っていくことが出来ます。
リーダーには、このようなプロセスを踏んで
問題解決を行う思考が求められているのです。
4.システマティック・シンキングの具体例②
今度は、一般的な思考法と比較しながら考えていきます。
一般的な思考法では、直線的且つ短絡的な問題解決の方法になりがちです。
例えば、「売り上げが上がらない」という問題を考えてみましょう。
短絡的な思考をしてしまうと、この問題が起きた要因は
・商品に魅力が無いからだ。
・営業力が無いからだ。
・価格が高いからだ。
と、理由に直結させて終了してしまいます。
このような考え方だと、中々具体的な行動レベルの改善策を導き出す事が出来ません。
一方、システマティック・シンキングでは全ての原因と結果は同義だと捉えます。
上記の例えを引用すると、
「商品に魅力が無い」為に「売上が上がらず」、
結果として「商品開発の原資が不足」するので「商品に魅力が無い」
というループが想定出来るでしょう。
このように連鎖的に考えていくことで、より問題の本質に迫りやすくなるのです。
引用元:
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
世の中の問題は様々な要素が複雑に絡み合っているケースが多く、
短絡的な原因分析や解決方法では根本的な改善にならない事も多々あります。
視野を広く持ち、包括的な問題解決に取り組める思考を鍛えていきたいものですね!
それでは、今回はここで失礼致します。
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また次回の記事でお会いしましょう!
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。